研修医募集 スタッフ募集

ご挨拶

東海大学眼科学教室のホームページへようこそ。教授の鈴木康之です。どの分野でも多かれ少なかれ同様と思いますが、眼科学および眼科医療の変化スピードは著しく速く、次々に新しい疾患概念、病態生理の知識、新規治療薬、新規治療法、新たな医療材料、新術式が現れてきます。これらの変化に常にキャッチアップしていかなければ、あっという間においていかれる時代です。さらにキャッチアップしようとするだけでは結局後追いに終始することになり、ストレスばかりたまって、気持ちよく仕事を進めることができません。やはり自分たちで眼科学をリードする姿勢が無ければ、長く続く眼科医としての仕事を楽しんでいくことはできません。
 このように常に新しいことを追求し、眼科学の知識、眼科診療医術を向上させようとして行く上で、何よりも大切なのは共に努力し、議論し、互いに切磋琢磨する仲間です。眼科学といっても解剖、生理、薬理、病理、細胞レベル・モルキュラーレベルの研究、疫学、統計学、さらに疾患の範囲としても眼瞼、眼球運動、角結膜疾患、緑内障、白内障、網膜硝子体疾患、ぶどう膜疾患、神経疾患等々、広い範囲の分野があり、それぞれについて新しい知識を吸収し、その中で自分のできることを見出して自ら新知見を生み出していくことは大変な作業です。とても一人では続けられません。カンファランスや回診、学会・研究会への参加や論文作成を通じてはもちろんのこと、一緒に外来・病棟診療を行い、手術に一緒に入り、そしてなにより、ちょっとした時間や機会を捉えて雑談、議論をすることによってこそ自分自身と、そして同僚の眼科学知識を常に向上していくことが可能であると思っています。
 東海大学眼科は忙しい科です。外来患者数も多いし、手術件数も多く、また緊急手術や緊急入院が必要になるような症例もたくさん来ます。その中で、みんなでディスカッションしながら、お互いの臨床技術を磨き、知識を向上させ、そして何か面白い新しいことをやっていく、そんな医局にしていきたいと思っています。


東海大学医学部感覚系眼科学部門 部門長(教授 河合 憲司